自分の人生はいくらで売れる?「三日間の幸福」三秋縋 感想 

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こんにちは‼Ash(アッシュ)@oborerublogです。

幸福の定義は何でしょう?

お金があること?時間があること?リア充であること?

僕の幸福の定義は気持ちよく眠ることです。

あぁ、ハンモックに揺られて眠りたい。

今回は幸福について考えます。

多少のネタバレはご容赦ください。

人生を売る話

初めて三秋縋さん@everb1ueの作品に触れたのがこの「三日間の幸福」です。


この作品のテーマの1つとして人生を売るというのがあります。また、三秋縋さんの作品の1つに「君の話」があります。こちらの作品は偽の記憶を買って自分の人生を満たすという設定があります。
つまり、人生を買う「君の話」人生を売る「三日間の幸福」は対にある作品だと僕は勝手に解釈しています。

偽の記憶で欠陥を補う”義憶”と世界一優しい嘘。小説『君の話』三秋縋 感想・評価
あなたは楽しかった過去、嬉しかった過去、幸せだった過去、欲しいですか?この小説を読んでからもう一度考えてみてください。本当は会うべきだった、出会っているはずだった。そんな運命のような出会いは存在するのかも…

どちらとも是非読んでいただきたいです。

結末はハッピーエンドかバッドエンドか

クスノキとミヤギは寿命を3日だけ残して、あとは全部売ってしまうという流れでしたが、どう思いますか?

寿命があと3日しかないと考えるならばバッドエンドでしょう。

ただ、2人は寿命が残り3日にはなったけれど本物の幸福というものを実現できた。そう考えるならこの物語はハッピーエンドでしょう。

これは完全に読み手の主観なのでどうすることもできませんが、ハッピーエンドと感じたならば三秋縋さんの他の作品もおすすめできます。

この方はバッドエンドの中にハッピーエンドを作るのが本当に上手な方だと思います。

自分の人生はいくらだと思う?

大学まで勉強して、22歳から還暦60歳まで働くと考えよう。

年収が計算しやすいように500万だとすると、(60-22)×500=19000となる。

1億9000万、およそ2億円だ。

ただ、これは働いて得るお金というだけであって、じゃあ自分の人生は2億円なのだろうか。

作中では社会貢献度などの総合的判断から換算される。

ということは、その人生の中でお金や時間をどのように使うかで金額が決まるということが分かる。

過去を振り返ってみると

逆に今までの自分の人生はいくらになるだろう?

僕は大学生なので、部活動でスタメンとして活躍したり、旅行に行ったり、恋人ができなかったり、志望校に落ちたり、一人ぼっちだったりと考えてみると難しい。

これらの経験をお金に換算することができない。

自分の人生を振り返ってみると100円くらいなのかな。

年をとると

また、年齢を重ねると病気などのリスクが高くなる。

自分の思い通りに動くことができなくなったり、寝たきりになる可能性だってある。

それは幸福とは言えないだろう。

ただ、社会貢献度はほとんどないかもしれないけど、孫が生まれて一緒に遊ぶことになったりしたら相当人生の充実度は高いと思う。

若いころに何をすべきか

いろいろ考えると元気に動ける10代から40代くらいまでに何をするかが人生の価値に関わってきそうです。

自分の最期に「自分の人生は高値で売れるな」と思える人生にしたいですね(*´艸`)

まとめ

三日間でいいので彼女をください。

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