こんにちは!
友達にお前は人に関心が全くないと断言されたAsh(アッシュ)@oborerublogです。
今回はあまり社会でも認知度が低いと思われるアセクシャルについて「やがて君になる」という漫画についての感想を交えながら語っていこうと思います。
多少のネタバレはご容赦ください。
アセクシャルとは?
他人に対して恋愛感情がない。それがアセクシャルです。
簡単に言ってしまえばこれだけなのですが、詳しく説明しようと思うとなかなか難しいものがあります。
きっかけはクズの本懐
僕がアセクシャルという概念にたどり着いたのは「クズの本懐」という漫画です。以前はアニメ化もした作品です。
アフターストーリー的な9巻で女の子が恋心を抱かないアセクシャルだと打ち明ける場面があります。
僕は初めてレズビアンやゲイなどのいわゆるLGBTに分類されないものがあるのかと知りました。
全9巻ですぐに読めると思うので気になった方は「クズの本懐」も読んでみてはいかがですか?感想記事も書いてますよ。
そして、「やがて君になる」に出会う
「クズの本懐」で知識を持っていたので、「やがて君になる」という作品を知ったときにこの主人公は恋愛感情を持たないアセクシャルなんじゃないか?
そういう視点を持って読むことができました。
この知識を持っていなかったら、僕はここまでハマっていなかったと思います。
漫画だったり小説だったりいろんな作品に触れると自分の知識が広がってそこからさらに自分の興味が広がっていくので楽しですよね。
「やがて君になる」感想・考察
仲谷鳰さん@nakataniiiによる高校生のちょっと変わった恋愛作品です。
最初読んだときは正直よく分からないなぁと感じました。
主人公の小糸侑が恋心を抱かないという設定が僕の中で新しかったからかもしれません。
ただ、アニメ化が決定されて(あ、前に読んだやつだ)と思い視聴してみると…
あれ?おもしろいぞっ(´・ω・)
今では侑の気持ちがどう変化していくのかが楽しみで完全にハマっています。
百合漫画とは
女性同士の恋愛のことを百合と言いますよね。
例えとして適切なのかが不安な部分があるのだけれど「ハッピーシュガーライフ」という作品をご存じだろうか?
多少歪んだ部分がありますが、百合漫画の一つと言えるでしょう。
こちらもアニメ化しましたね。感想記事もあるのでよろしければぜひ。
最初読み始めた時は「やがて君になる」も女の子同士の恋愛なのかと思いましたが、ちょっと違うようです。
侑はアセクシャルなのか?
「誰のことも好きにならない。」そんな侑を僕はすぐに好きな人を見つける展開なのだろうと思っていました。
しかし、美人で優等生という高スペック生徒会長の七海燈子に告白されても何も感じないというのは本物なのでしょう。そもそも恋愛感情がないのかもしれません。
ただ、恋心を抱く燈子などを羨ましいと思う気持ちはあるようなのでアセクシャルと決めてしまうのは早いと思います。
まだ、高校生なので素敵だと思える人に出会っていない可能性もあるので本当に誰のことも好きにならないという気持ちも本当なのか侑自身も確信が持てないのかも。
この作品を終えるときが侑の中で答えが出た時だと僕は考えているので、続いてほしいと願う気持ちと早く結末の知りたい気持ちが同居しています。
今まで通り誰のことも好きにならないのか、生徒会長と結ばれるのか、全く別の人と結ばれるのか。
最後まで見守っていきたい作品ですね。
LGBTにも属さない
僕の周りにはアセクシャルの人はいない気がします。気づいていないだけかもしれませんが。
実際、彼らはどう苦しんでいるのか考えてみたいと思います。
彼らは静かに傷ついている
最近の社会では少しずつLGBTという言葉が浸透しつつある気がします。
- 女性の同性愛
- 男性の同性愛
- 両性愛
- 心と体の性差をもつ
簡単に言うとこんな感じですかね。じゃあ、アセクシャルはどこに入っているでしょう?
そう、どこにも当てはまらないんです。
まず恋愛感情を抱かないのでLGBには当てはまらない、かといって自分の性別に違和感を抱くTでもない。
単純にどこにも属していないんですよね。
自分もLGBTの人たちのように生きづらさを感じている。だけど社会に認知されない。
LGBTのことが話題に上がるたびにアセクシャルの方は疎外感を感じてしまう。彼らは静かに傷ついているんです。
アセクシャルの人が生きやすい世の中になるのはしばらくかかりそうですね。
中途半端な知識でも傷ついてしまう
難しいのは中途半端な知識を持った人たちと接するときです。
例えば、勇気を出してアセクシャルであることを告白したとき。相手が「それ知ってるわ、他人に興味がない人のことだよねー」のようになってしまう場合。
勘違いしてはいけないのがアセクシャルは他人に興味がないわけではないし、冷たいわけでもありません。
このようにアセクシャルというものに理解を示そうと努力してくれているのにうまく噛み合わない状況になってしまうのです。
僕のこの記事もアセクシャルの人に対して寄り添えた記事にできているか正直分かりません。
もしも不快に感じてしまっている方がいれば申し訳ありません。
知っておくべき
中途半端な知識はアセクシャルの人を傷つけてしまうかもしれませんが、理解しようとしている姿勢は相手にちゃんと伝わると思います。
アセクシャルは社会で見れば圧倒的少数派なので、肩身の狭い思いをしているはずです。
だから、僕たちは彼らのことを知っておくべきだと思います。
まとめ
みんなが生きやすい世の中に。
最後まで読んでくれてありがとね。Ash(アッシュ)@oborerublogでした。
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