貯金をすればするほど損をする?男子大学生が証券会社のインターンシップに行ってきた感想。

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雑記

こんにちは!

リアル人生ゲームの辛さに嘆くAsh(アッシュ)です。

大学生というポジションを生かしてとある証券会社にインターンシップという形で3日間勉強してきました。

成果として

  • 上昇する株の探し方
  • 銀行に貯金しておくことがいかにもったいないか
  • 証券会社の特徴
  • 新聞からお金の動きを知る

こんな感じで、参加してみるとびっくりするくらい自分の力になったので書き殴ろうと思います。

理系・文系問わず、学生の方はぜひ読んでみてください!

志望理由

証券会社って聞くと何を思い浮かべますか?

株式・為替・国債・金…、こんな単語が思い浮かぶ人はかなり金融リテラシーが高いですね。

ちなみに僕はというと、インターンシップの参加を決める前は証券会社と聞いても「なんだそれ、おいしいの?」くらいの知識。

じゃあ参加のきっかけは何だったのか?というと、一時期話題になった『老後2000万円問題』

普通に働いて稼いで生活しているだけでは足りないという恐ろしい事実に衝撃を覚え、それと同時に自分がお金というジャンルについて何も知識がないという不安を感じました

そんな中で自分なりに調べて辿り着いた場所が証券会社というわけです。

証券会社って何してるの?

「証券会社ってお金に関わってるらしいけど、よく分からない。」それがインターンシップ前日までの僕の正直な印象でした。

さまざまな業務がありますが、基本的には『投資家と証券取引所の仲介』を行っています。

  • 投資家の代わりに売買を成立させる。
  • 会社の代わりに株式を購入してくれる投資家を探す。
  • 証券会社が自ら株式の売買を行う。

このように主な仕事は株式の購入の手助けということになります。証券会社の主な収入源はその手数料になっています。

インターンシップ感想

不安を原動力に参加を決めたインターンシップ。

  • 1日目:上昇し得る株式の見つけ方
  • 2日目:業界のあれこれ
  • 3日目:営業体験

このインターンの良かったところは1日目・2日目でインプットした知識を3日目にアウトプットできたこと。

見る・聞くだけではなく体験・実践できるインターンを選ぶほうが自分のためになるでしょう。

おかげで凝縮した3日間になりました。

学部は多種多様

僕はお金関係の学部というと経済学部や経営学部がすぐに思い浮かびます。

参加する前はそういったことを大学で学んでいる人たちばかりだと思っていました。しかし、蓋を開けてみると各々が学んでいる学部・学科はさまざま。

  • 機械学科
  • 建築学科
  • 土木学科の院生

証券会社と聞くと文系というイメージが強いですが中にはゴリゴリの理系学生もいました。

理系学生の参加理由を聞くと、「インターンシップは就職のためというよりもいろんな業界を知ることができる機会」と話していました。

まぁ、インターンシップは大学生の特権のようなものですからね。自分の視野を広げるためという考えは大切なのかもしれません。

上昇する株式の探し方

3日間で証券会社のすべてを知ろうとするのはあまりにも無謀。このインターンシップでは株式に焦点を絞り、グループワークやプレゼン・営業RP(ロールプレイング)を行いました。

学習したことは大きく分けて2つだけ。

  • ファンダメンタルズ分析
  • テクニカル分析

たったこれだけです。

企業の経営指標からこの数値は買い時の割安なのか?もう買われすぎている割高なのか?を読み取るファンダメンタルズ分析。

チャート(株価の値動きを表したグラフ)の形からどのような傾向にあるのか?を探るテクニカル分析。

株式売買の超鉄則!は『安く買って、高く売る。』こと。なにを当たり前なことを…(笑)と思うかもしれませんが、この鉄則はとても大切なんです。

いろんな数値や指標に惑わされて鉄則を忘れてしまうと「ちゃんと分析したのに利益が出ない。」なんてことになってしまいます。

覚えておきましょう。

銀行に貯金しておくのは損!

日本人はアメリカと比べて貯金している人の割合が非常に高いとのこと。

じゃあ、アメリカの人たちはお金を消費してばかりなのか?というとそういうことでもありません。株式や為替、国債などに投資しています。

「株はギャンブルと同じで危険。銀行に貯金しておいたほうが安全でしょ。」

と考える人の割合が日本は非常に高いです。

銀行に置いておけば利息もあってお金が増えると思うのは間違いではありません。

ただ、その利息は本当に利益があると言えるでしょうか?

今の銀行の金利は0.01%~0.1%ほど。1000万円預けていても1万円の利息が付きません。

株式の場合は株価の変動がないと考えたときでも配当金と株主優待があります。例えば配当利回り3%のとき、1000万円分の株式を購入すると30万円の配当金が出る計算に。

  • 銀行:1000万円→1001万円
  • 株式:1000万円→1030万円

どうでしょう。銀行に預けているのが損しているような気分になりませんか?ちなみにこの配当利回り3%というのは決して非現実的な数値ではなく割とよくある数字です。

営業を体験してみたんだけど

参加したインターンシップの集大成といえるのが営業RP(ロールプレイング)。

実際に働く社員さんがお客様役となり、様々な要望に対してインターン生が自ら選定した株式を紹介して購入してもらう。という簡単な営業体験です。

時間は10分間で行われます。といわれても、一朝一夕で出来るほど営業は甘くありません。

もちろん会話がうまくできなかったり、相手の質問に戸惑ったりします。ただ、それでOKなんです。

学んだファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を使ったり、世界情勢や会社の歴史・お金の動きなど自分が知識として蓄えている様々な情報を用いて相手に銘柄を紹介する。

それだけでも貴重な体験ですし、終了後には社員の方からのフィードバックがあります。話し方で相手はどんな印象を抱くのか?・どの情報を推すとお客様側に株式を購入してもらえるのか?という細かなことまで教えてもらったので自分を見直すための良いきっかけにもなりました。

「マジメだね。」なんて生まれて初めて言われた(笑)。

日本経済新聞って知ってる?

『日本経済新聞』という名前くらいは聞いたことありますよね?じゃあ、読んだことはありますか?

経済に興味のある方や仕事のために読んでいる方以外にとっては読む機会すら無いものではないでしょうか。ちなみに、僕はこのインターンがあるまでは一度も読んだことがありませんでした。

内容は名前の通り経済に特化した新聞。金融・国際・株価・各業界の情報・政治などを網羅したものです。意外なことにスポーツなんかもちゃんと載ってたりしています。

普通に知識を蓄えるためとして読むだけでも充分なのですが、証券マンの読み方というのを教えていただいたのでご紹介しようと思います。

  • 掲載内容からお金の動きを把握する。
  • 将来盛り上がる業界・分野を予測する。
  • 予測をもとに上昇する株式を考える。
  • 逆に下落する株式を考える。

『お金は動いているからこそ価値があり、その動きを知ることは世界情勢を知ることと同義。』

盛り上がる業界があれば、衰退していく業界が必ずあります。なぜならお金は常に動き続けているから。なので、『日本経済新聞』を読むことはお金を扱う仕事をしている方にとって重要だということが分かりますね。

まとめ

生きていくうえで絶対に考えていかなくてはならない『お金』というもの。

しかし、掘り下げてみるとその世界はとてつもないほど広く・深い。

学生の方は社会に出る前にお金の知識を増やしておくことが重要なのかもしれません。

インターンシップでも参考書を買って独学でもなんでも構いません。とにかく行動すること大事だと僕は思っています。

お金に余裕があればダメ元で株式の購入に挑戦してみるのもいいかもしれませんね。

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