中間領域の中二病感ある響きが好きです。中間領域自体には興味ありません。
あっしゅ@oboreruashです。
気が付くと大学生が終わろうとしています。
- 学生生活
- お金
- 就活
- 自分について
振り返りますが、特に何もないです。
ので、熱量を持って何か挑戦してみて!とは口が裂けても言えません。
堕落した生活も悪くはないよとだけ言っておきます。
建築学科が超絶つまらん
大学受験に失敗しました。
浪人する度胸もなく、自分の無能さを実感し入学します。
もとから建築学科を志望していましたが、それがなぜなのかをすでに思い返すことができません。
それくらい非意欲的な状態で大学がスタート。
今思えば、怠惰な大学生活は始まる前から決定していました。
設計
建築学科に通ったことのある友人がいたら、「大学の授業で何が辛かった?」と聞いてみてください。
おそらく多くの方が設計という単語を上げるでしょう。
言い方を変えるなら、図面と模型ですかね。
講義やテストは一切なし。
にもかかわらず、大変だと多くの建築学生は口を揃えます。
やっていることは以下の通り。
- エスキース(計画検討)
- 図面作成
- 模型作成
- プレゼン
授業はほとんどの回がエスキースです。
エスキースとは、自分が考えてきた計画案を先生方と検討しすることです。
ぶっちゃけ喋ってるだけ。
問題なのは検討するのが自分が考えてきた計画案だということ。
考えてきた…ここが設計の授業を地獄たらしめる要素です。
授業外で思考を巡らせ、手を動かさなければいけません。
当然のことながら、図面も模型もプレゼン資料も授業外。
授業内はただの発表の場でしかないんです。
だからこそ、顕著に表れてしまうのが学生間の質の差。
センスと知識を兼ね備えた努力家は売ったら金とれるんじゃ…とも感じる筆舌に尽くしがたい模型と思わず見入ってしまう図面を揃え、堂々とプレゼンをします。
対して、あらゆることを後回しにし期日ギリギリに焦って完成させる私のような落ちこぼれは豆腐と見間違えるような簡素な模型と正確に記されている部分を見つける方が難しい図面を揃え、徹夜後の精気を失った顔のままプレゼンをします。
という感じで、思い返すと恐ろしい授業です。
もともと無に等しい私の活力を奪うのに設計という授業は十分過ぎました。
構造
多くの大学生の苦難の種にあるだろう卒業論文。
建築学科はやや特徴的で卒業論文のほかに卒業設計というものがあります。
なので、研究室によっては論文の苦しみから解放されます。
だからと言って楽になるわけではありませんが。
むしろ更なる闇が待っているとさえ言えます。
先で述べた通り、美的感覚も建築知識も圧倒的努力も足りない私に卒業設計の選択肢などミジンコほどもありません。
大きく分けて研究室の分野は五つ。
- 設計
- 構造
- 都市計画
- 環境
- 歴史
私は先輩から仕入れた『三大甘々研究室』の一つに名を連ねるとある構造系へ。
三年次の11月頃に研究室配属が決定し、すぐ招集がかかり多くの学生が活力の下方修正を行います。
そんな中でも私の配属された研究室からは音沙汰もありません。
他の研究室から一足も二足も遅れること数か月、四年次の4月から研究がスタートする…予定でした。
某感染症の流行により大学側も対応が二転三転。
- 授業と研究開始の延期
- オンラインでの授業・研究開始
- 対面での授業・研究の許可
- 感染者の発生により原則入校禁止
などなど、状況が変化していきました。
研究内容は『関数を用いた構造最適化』みたいな感じです。
- 言語『fortran』でプログラミング
- 最適化となる構造を思考し、試行する
- 論文作成
たったこれだけ。
言葉にするとほんとに研究とも言えないような気がしてきます。
構造を最適化するという点はやや専門的になってしまうのでここでは割愛。
圧倒的に大変なのが、プログラミング作成です。
なぜなら、私は建築学生だから。
さらにそのプログラミングの中で逆行列などの数学知識も必要でした。
- プログラミング
- 数学
もう一度言いますが、私は建築学科です。
学習期間があまりにも短すぎることに加え、数学なんて一年次以来見ていない。
建築の構造に関する研究だとは頭で理解していても、その過程に建築が全く顔を出してくれません。
この記事を作成しているのは年末で、提出間近ですが未だ本論が完成せず。
記事制作をしている場合ではない。本当に。
いろんな角度からお金を知る
義務教育のカリキュラムに『お金』を組み込むべき。
そんなことを思いながらも、大学生活というか大学生活外でお金に触れることが多かったなと振り返ると思います。
加えて、多方向からお金という存在を観測できたのは私の人生にとってプラスでした。
『偽物語』の阿良々木火憐は詐欺師の返り討ちにあった後、お金について言及しています。
「お金はすべてじゃない、ほとんどだ!」
阿良々木火憐
意外と的を得ている気がしなくもないです。
アルバイト
高校時代は自称進学校だったので、アルバイトは大学生になってから。
やっていたアルバイトは3つ。
- 名の知れたハンバーガー屋(9か月)
- 全国展開する変わったラーメン屋(3年)
- ネットスーパー(5か月)
自己啓発の本や動画にあるのが、「アルバイトするくらいなら、自分の能力を向上させることをしろ!」みたいなもの。
プログラミングで稼ぐとか、個人で事業を始めるだとか。
私はそういった考えには割と否定的です。
理由は簡単で働く人は総じて素晴らしいから。
なんか文章化すると綺麗事のように聞こえますが、一流企業と呼ばれる会社のプロジェクトマネージャーも地元のアルバイトも変わりません。
一緒です。
しいて言うのであれば、複数の仕事を経験したのが個人的に良かったです。
すぐ辞めろという意味とは違います。
- 給与
- 研修
- 人間関係
- 何に重きを置いているのか
三つしかアルバイトを経験していないにもかかわらず、様々な点で差異がありました。
特に自分が接客を経験した場合、絶対に接客する方に優しくなれます。
また就活を考える際に、どんな環境だと働きやすく居心地が良いか明確になる利点も。
証券会社のインターン
お金は誰でも増やしたい。
建築学科のくせに、なぜか3年次の夏に証券会社のインターンシップンに参加するという暴挙に出てしまいました。
当時の私が何を考えていたのかさっぱり分かりません。
ですが、経験して本当に良かったです。
投資をしよう!と決意したとして、知識がなければ何かに頼ります。
- 銀行
- 証券
- 不動産
こんな感じで。
そのお金を預かる会社側が何を考えているのかを知ることができたのが大きかったです。
批判したいわけではありませんが、とりあえず人生で銀行や証券に資産を預けることはないでしょう。
お金は流動しています。そこに人がどこで絡んで仕事をしているのか考えるような習慣ができました。
世界の情勢とそれに影響を受ける分野と発展するべく会社と動かすお金を持つ人と。
ただ、飛び込み営業を行う方々には少し同情します。
仮想通貨
投資というよりかは投機。
すべてを失ってもいい覚悟で臨んだトレードは自分を意外と楽しませてくれました。
これはインターンでは絶対に体験できないこと。
実経験というやつです。
『お金は動く』という事実を恐ろしいくらいに感じました。
仮想通貨の一度目のバブルの後から参戦し、二度目のバブルを経験することができました。
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- XRP(リップル)
- NEM(ネム)
- MONA(モナコイン)
- BCH(ビットコインキャッシュ)
このあたりをメインに現物取引で遊んでいます。
最近はXRPの暴落で資産の一部が焼かれてしまって、若干の後悔を引きずっている次第です。
大学生のうちにチャートを見れるようになっただけでも成長かなと感じます。
為替だったり日経平均だったり定期的に確認する習慣もいつの間にかついていました。
一日で諭吉の数が何人も増える感覚は今でもバグります。
ブログ
稼げません。
これは私が全く意欲を注いでないからことを除いてもです。
本当に文字で稼いでいる人は凄すぎます。
広告収入というスタイルでブログを運営しているので、何もしていなくても微々たる収益が発生します。
働いた時間分の給与を貰うアルバイトとは異なる形態。
この感覚を味わえたのはかなり貴重、不労所得なるものの偉大さを知りました。
何より記事を閲覧してくださる方がいる事実がこんなにも嬉しいことだとは正直思っていませんでした。
クリエイターの感覚ってこんな感じかなと自己陶酔に浸るのも悪くありません。
一人旅は圧倒的一人
旅は控えめに言って最高です。
友人と行く旅行も楽しいですが、大学生で初めて一人旅を味わってからその味を忘れることができませんでした。
- 仙台
- 横浜
- 金沢
- 京都
などなど、いろんなところへ一人で旅をしました。
基本的に私の生き方は受動的です。
誰かに「○○しよー!」と言われない限り、遊ぶことも食事をすることもありません。
一人旅を経験することで受け身人間から脱することができた…なんてことはないですが、意思決定力がやや向上した気がします。
ちょっと気になる路地裏を進んでみたり、なんとなく一駅分歩いてみたりとすべて自由に自己決定できる楽しさは友人との旅行よりも開放感マシマシ。
よく自分探しの旅なんて言うけど、私は探さなきゃ見つからない自分なんて偽物だと思ってます。
もっと怠惰な旅でいい。
欲望のままに自由に旅したら、そこには探すまでもなく本物の自分がいます。
就活なんてくそくらえ
建築系の会社で現場監督をします。
ご時世がご時世なだけに就職できないかも…とも覚悟しましたが、内定を頂き卒業後に路頭に迷うことはなさそう。
無事に卒業できればですが。
ぶっちゃけ続けられる気はしません。
3年、もって5年といったところでしょうか。
職種に不満があるわけではなく、仕事が純粋に嫌だというだけの話です。
就活を始めたのは三年次の3月くらいから。
- 金融:2
- 建築:5
- 不動産:1
4社落ちました。1社から内定を頂いてからは残りの3社の選考をお断りしました。
自分は大した人間ではないと自覚はありましたが、いざお祈りされると割とへこみます。
選考に進んだのは上の通りですが、アプリからweb面談をめちゃくちゃしました。
- 医療×IT
- CAD開発
- 起業家育成
などなど、建築学科が絶対にかかわらないような世界にも足を突っ込んでみました。
業界の話や会社の話、働く人の夢や野望、就活生である私は社会人からどう映っているのか。
これが無料でできてしまうのが大学生の特権だと思います。
会社の偉い人と話をする機会など、講演会やセミナーなど有料の場合がほとんど。
お得すぎます。
ただ、結局のところ進路は現場監督。
意味がないように思いますが、無駄ではありませんでした。
お祈りされたところを含めても、私は興味を持った業界・会社はありませんでした。
興味がないことを知ることができたんです。
だから「あの業界を見ておけばよかったな~」という後悔は微塵もありません。
定年まで40年ほど。
それまで働くのかと考えると、普通に憂鬱です。
「懲役40年か~」という社会の牢屋の囚人気分。
怠惰に生きる
「廃人みたい」
と、母親に面と向かって言われたことがある人が世界にどれくらいいるのでしょう。
私はその数少ない一人です。
- 漫画
- アニメ
- Youtube
これさえあれば、一日はおろか無限に時間を消費できる自信があります。
けれど、不思議なことに時間の浪費に対して全く後悔がありません。
むしろ怠惰である幸福に溺れていました。
大人になれば、仕事に追われる毎日になる。
仕事を懲役40年と考える学生の私は、「怠惰に過ごすことができる時間は今この瞬間しかない」という真理に辿り着いてしまいました。
傲慢・強欲・嫉妬・憤怒・色欲・暴食・怠惰と罪に導く可能性を持つ心情である七つの大罪。
では、その一つに数えられる怠惰は悪であるか?
そんなことはないです。
情報が溢れる世界で生活をするだけでも身体と精神が削れていく現代。
そういうとき、心の友であるところの怠惰は私を癒してくれます。
怠惰であることは幸せな証拠です。
思う存分味わい満喫しましょう。
何かすることだけが幸せになる方法ではありません。
何もしていないことは幸せです。
自分が何でできているかを知る
「将来の夢は何ですか?」
私はこの問いに答えられたことが未だかつて一度もありません。
そんなビッグな夢はないし、必要だとも思はない。
私のように夢を答えられない人は意外と多いのではと感じます。
でもそれでいいんです。
大きな夢はなくても、小さな夢なら誰にでもあるでしょう。
- 好きなアーティストのライブに行く
- 一人焼肉に挑戦する
- 断食してみる
とかとか、些細な事でいいんです。
その延長で私は『やりたいことリスト100』という記事も作成しました。
特に学生の方は将来の夢について問われることが多いです。
そして大抵の場合、答えられません。
だから自分が何を好きかは答えられるようにするべきです。
- ONE OK ROCKが好き
- 価格チャートが好き
- 母親の料理が好き
- 建築物の出来上がり過程が好き
- 田舎の空に広がる星が好き
たくさん好きを言えるようにしておきましょう。
『私』が何でできているかを知るのです。
夢を持っている人が正しいわけじゃない。
夢を持っていなくても責められるわけじゃない。
好きなもの、嫌いなもの、楽しいこと、悲しいこと。
あなたは何に喜び哀しみますか?
まとめ
人生の夏休みともいわれる大学生。
思う存分、怠惰に生きました。
それでも時々、なんとなく一人旅したり、仮想通貨で遊んでみたり、と今までの自分になかった経験を蓄えました。
- 稼げることをする
- 将来の役に立つ
- 就活のメリットなる
こんなことを考えているのならば、その時点であなたの魅力は半減しています。
あなたが何でできているのかを知り、人生の経験値が上がる行動をしてみてください。
くだらないと思うことでも、何の役にも立たないと思うことでも、意外と巡り巡って将来や就活のためになることがあります。
まぁ、ほとんどは微塵も役に立ちません。
くだらないことをして、最後までくだらないままです。
それでも、その方が良くないですか?
大学生活を振り返っても特に何もありませんでした。
周りからは空っぽな人間と認識されていることでしょう。
しかしながら、後悔はミジンコほどもありません。
私は私を知っているから。
それが大学卒業を間近に控えた私の回答です。
おわりに
大学生ニートという最強の職業を辞めたくない。
最後まで読んでくれてありがとね。
あっしゅ@oboreruashでした。
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