トイレで鼻血が出て咄嗟に出た行動は、受け止めその赤さを眺めるでした。
おはようございます。
あっしゅ@oborerublogです。
人生初の献血で自己肯定感爆上げしてきたので、感想を書き殴ります。
- 初献血の結果
- 意義と種類
- 体験レポート
上のような構成で綴っていきます。
自分の血液が誰かの生命活動に関わる奇妙な感覚にあなたも溺れてみてください。
献血に興味ある人必見!な記事にしたいと思います。
初献血へ行った結果
兎にも角にも結論から。
純粋に自己肯定感が上がりました。
日頃から特に向上心も持たず、惰性で仕事をしている私のような人間には不思議な感覚でした。
誰かの役に立っているという実感が湧き出る湧き出る。
いま目の前で採られている血液が誰かの生きる糧になるという事実が控えめに言って良い。
私の言語能力が不足していて、この感覚を伝えられないのが悔しいくらい。
- 自分のことが嫌い
- 人の役に立っている気がしない
こんなネガティブな人こそ、献血を体験してみてほしい。
少しだけ、自分への否定的な気持ちが薄れるかも?
とても奇妙ながら心地よい体験でした。
付け加えるとするならば、アイスおいしい。
献血の意義と種類
献血とはそもそも何なのか???
多くの人がなんとなくの理解で留まっているような気がします。
献血と聞くと、医療現場において輸血で使われるのを想像しますよね。
実は約半分の献血血液が血漿分画製剤という薬に使われます。
この意外な事実、知っていましたか?
加えて、献血には種類が2つに分かれています。
- 全血献血
- 成分献血
これは献血する際に自分で選択することができます。
全血献血はざっくり記すと、
- すべての血液成分を採血
- 400ml,200mlの血液量選択できる
- 10~15分の短時間
対して、成分献血はというと、
- 血液中の血小板や血漿のみの採血
- 身体への負担は軽い
- 40分以上の長時間
私が体験したのは『全血献血400ml』です。
詳しくは日本赤十字社公式サイトをご覧ください。
意外と知らないことが転がっているかもしれません。
好奇心の赴くまま、体験レポート
献血がしてみたい。
百聞は一見に如かず、一見は一行動に如かず。
好奇心を止めることはできません。
むしろ、止まるな私の好奇心。
献血前日、電話予約
献血を受けると言っても、選択肢がありますよね。
- 献血バス
- 献血ルーム
今回、私が体験してきたのは『献血ルーム』。
予約は電話で行います。
疑問に思うのが、ネットでの予約はできないのか?という点。
できません。
厳密にいえば、初回のみできません。
献血後に『献血カード』なるものが貰え、2回目以降はネットで事前予約ができます。
この時点で『全血献血』か『成分献血』かを選択します。
私は全血献血を選びました。
「どちらが一般的なのか?」と質問を投げたところ、「400mlの全血献血を予約される方が割合としては多い」とのこと。
前日に予約の電話を入れて、運よく空きがあったため予約を入れることができました。
予約枠が埋まっている場合もあるようなので、気を付けましょう。
早めの予約をお勧めします。
献血前がもう興味深い
当日。
準備するものは一つだけ。
本人確認ができるもの。(初回のみ)。
施設はロッカー完備なので荷物があっても大丈夫。
はじめに受付で本人確認します。
すぐに献血といきたいところですが、必要な手順が少し多いです。
- シーフテスト
- 血圧測定
- 問診
- 血液型検査
- 血液使用判定
これだけのことをしなければ、献血を受けることはできません。
シーフテストとは簡単な動作で不調がないか確かめるもの。
30秒で終わる簡単なものです。
私は体験したことがなかったので焦りましたが、何も知らなくてもでき心配は無用です。
今回の体験で唯一、嫌だったことを挙げるとするならば『待ち時間』。
献血自体は10分程度で終わってしまいます。
その前に問診や血液検査やらあるのですが、その間に毎度毎度ことごとく待ち時間があります。
結果から言うと、施設にいた時間は約1時間半。
なかなか長い闘いでした。
献血前の手順を踏んでいくにあたって、受付の人や看護師の人に口を酸っぱくして言われることがあります。
「水分摂ってしばらくお待ちください」
献血ではフリードリンクがあります。
献血中も水分は持ってきていい、というか持ってきてくださいと言われるくらい。
ただし、気を付けなければいけないのは飲み過ぎないこと。
トイレに行きたくて献血中止なんて愚行をとらないように。
特に面白かったのは血液型検査。
血液型検査と血液使用判定を行うため、献血前に採血を行います。
青と黄色の液体が溜まった検査キットが目の前に出てきて、そこに採った血液を垂らします。
すると、血液に反応して青色だった液体に模様が出てきました。
これは私がA型であるという結果です。
事前に血液型の申告はしていますが、このように事前確認をしているとのこと。
他の血液型でどのような反応になるのかも、気になります。
血液を採る際に「いい血管だね~!!!」と看護師の方が言ってくれました。
普段、血管を褒められることは全くないので不思議な気持ちに。
可愛らしい女性だったら喜びの舞をするところでした。
可愛らしいおじさまで良かった。
いざ、献血
しかし、ここまでは前座に過ぎない。
いよいよ大本命の献血の時間。
ベッドは約30床ほど。
献血を受けに来ている人は男7:女3といったところです。
世代は満遍なくいるようで特に自分だけ浮くような感もなし。
テレビ付きベッドに座ると、担当のお姉さんは流れ作業のごとく準備を始める。
- 簡単な説明
- 消毒
- 針ぶっさし
あっという間すらありません。
針がぶっ刺さっている。
私の視界から隠れる気のない針。
つながっている管はみるみる内に赤色に染まり、容器が赤色の海に変わっていく。
私の数少ない自慢の一つとして、入院したことがないというのがあります。
予防接種以外で身体に何かを入れられたり、出されたりしたことはありません。
刺さり続けているという異質な光景。
だからなのか、目が離せませんでした。
針が刺さっているというよりは管が突き刺さっているような見た目。
看護師の方には「足の体操してねー」と、言われるがままに説明された通りの足クロスの運動をする。
- 看護師さん同士の会話
- 他の献血者の様子
- 献血を終えた人の足音
身動きが取れない代わりに、多くものが視え聞こえているけど情報は錯綜しない。
落ち着いている、頭が空っぽのよう。
そして10分ほどが過ぎ、お疲れ様でしたと声がかかる。
終わりか。
観覧車から降りたときの感覚に似ている。
非日常を味わって気分は高揚しているが、浮かんだ感想は「あっけない」。
わずか10分で400mlも自分の体内から抜かれたにもかかわらず、体が軽いとか違和感があるとか変化は全くない。
初めての献血はこれにて終了。
無料のアイスクリームを頬張りながら『献血カード』を贈呈してもらい、小休憩の後に施設を後にしました。
帰り道、じわじわくる。
誰かの役に立てたんだと。
健康診断も兼ねるだと…
後日談。
献血と同時に行った血液検査の結果がハガキで郵送されました。
項目がいくつもあり、自分の状態を把握することができます。
- 血液型
- 赤血球数
- ヘモグロビン濃度
- コレステロール
などなど。
メリットしかないように感じます。
血液を提供することで自己満足度を高めるだけではなく、血液検査による健康診断のオマケ付き。
これがすべて無料で行われるのですから、行く価値は十二分にあるでしょう。
献血は不要不急か否か?
2021年5月。
新型コロナウイルスが蔓延する中、私は献血するため足を運びました。
不要不急か否か?
頭を悩ませる人も一定数いることでしょう。
私は当日、献血者はそれなりに施設にいたように感じました。
しかし看護師さん曰く、数が減っているとのこと。
血液の提供は必要です。
世界の情勢がどうであろうとです。
これは間違いありません。
そう私は感じます。
もしも、献血に興味があるけど踏み出せない。
そんな方の背中を押す記事になれたらと願っています。
まとめ
結論。
献血は自己肯定感を爆上げし、誰かの生命の糧になる。
私の好奇心はまた私の世界を広げてくれました。
やはり、『知っている』と『体験したことがある』との間には天と地ほどの差があると改めて感じました。
見たこともない誰かの体内に自分の血液が流れている。
とても奇妙な感覚です。
看護師さんが「献血直前に怖くなっちゃう人もいるから、無理せず申告してね。」と言っていました。
途中で断念してもいい。
この言葉でかなり心が軽くなりました。
そのくらいの軽い気持ちでの挑戦でも良いと思います。
- 献血に興味がある
- 何となく不安
- あと一歩が出ない
こういった人達への一助となれば幸いです。
私の血液はどんな人に届いたのだろうか。
おわりに
血がちゃんと赤くて安心した。
最後まで読んでくれてありがとね。
あっしゅ@oborerublogでした。
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