心理学初心者に抜群におすすめ!『すごい心理学』内藤誼人

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こんにちは!

あっしゅ@oborerublogです。

ド直球なタイトルに出会いました。

内藤誼人さんの『すごい心理学』を読んだので、感想を書き殴ります。

  • ページをめくる手が止まらない
  • 難しいよう言葉が少ない解説が丁寧
  • 1テーマ、2~4ページの簡潔さ
  • 多くのテーマを扱うため、物足りなさがある

心理学を学習している人というよりも、「心理学には興味あるけど、難しそう…」という初心者の方にこそおすすめです。

何より内容が易しい。

  • 株価が上がるのはどんな日?
  • 好意を感じる相手の名前は?
  • 満月の日に増えること

少しでも気になったら、ぜひ手に取ってみて!

世の中の面白い研究や実験を集めたものなので、ページをめくる手が止まりませんよ。

『すごい心理学』って?

心理学初心者が興味を持てるような内容が揃っています。

全5章の構成。

  1. 心の不思議
  2. 意外な研究
  3. 『人間』が見えてくる
  4. ちょっと怖い心理
  5. こんなとこまで扱うの?

一つのテーマに対して2ページから4ページで完結します。

最初から読む必要はありません。

目次で気になるテーマを見つけたらそこから読んでみるというのも楽しいと思います。

どこから読んでもOK!

興味深い内容

どれも自分が知らなかった新しいテーマばかりでした。

全て語りたいところですが、特に印象に残ったものをピックアップして感想を綴ります。

ドレス効果

ドレス効果

相手の服装を見て、信頼度を決定する。

これをドレス効果といいます。

ビシッとした格好をしている方がお得ということ。

ただ、これを逆手に取るのが詐欺師。

例えば、警察官の恰好をしてターゲットに近づいてお金を騙し取る。

これを憶えておくだけで詐欺に遭う確率を減らせそうです。

ドレス効果は良くも悪くも信頼を築く。

統制予測の知能

簡単な問題

意識して間違えることは難しい。

これが統制予測の知能です。

歌が上手い人が下手くそな振りをしていても、どこかで上手な素振りが垣間見えますよね。

もう九九は間違えませんよね。

単純接触効果

単純接触効果

相手と接触しているだけで、好意が高まるというもの。

これが単純接触効果です。

ちょっと恐ろしいですよね。

でも、これは仕事で活用されている場面が多いのではないのでしょうか?

僕が証券会社のインターンシップに行った時にも単純接触効果を実感している社員さんがいました。

貯金をすればするほど損をする?男子大学生が証券会社のインターンシップに行ってきた感想。
証券会社って聞くと何を思い浮かべますか?株式・為替・国債・金…、こんな単語が思い浮かぶ人はかなり金融リテラシーが高いですね。ちなみに僕はというと、インターンシップの参加を決める前は証券会社と聞いても「なんだそれ、おいしいの?」くらいの知識。

お客さまから「あなた、どこの会社の人よりも会いに来てくれるねぇ」という理由から契約に結び付いたというお話。

好きな人に振られ続けたけど、10回目でOKされたなんて人も稀にいますもんね。

距離を縮めたい相手には何度もアタック!

ポッサードの法則

究極の二人

近くに住んでいるほど、結婚する可能性は高まる。

なんて、信じがたい研究結果です。

しかし、単純接触効果を知っていれば納得できる部分もあるのではないでしょうか?

近くに住んでいる=会う頻度が高い

一歩間違えればストーカーになり得るので、そこの加減はほどほどに。

『結婚=距離』であなたの本懐は叶うかも?

責任拡散効果

ヘルプボタン

自分が助けなくても、誰かが助けるだろう。

これを責任拡散効果といいます。

高速道路のSA(サービスエリア)で『○○まで』という紙を持って、ヒッチハイクをしている人っていますよね。

でも、ほとんどのSA利用者は見向きもせず通りすぎます。

「誰かが乗せるだろう」と大半の人は思っているから。

じゃあ、もしもSAを利用しているのが自分ひとりだけだったら…

困っている人を無視して立ち去るでしょうか?

少なくとも、「誰かが乗せるだろう」とは思いませんよね。

状況は同じなのに周りがいるか・いないかで自分の心は捉え方を変えてしまうということです。

頼れる状況は責任を小さくする。

記憶の選択作用

就活 ミスマッチ

自分だけはキレイな心を持っていて他の人はそうではない。

そんな自己中心的な暴論のようなものが記憶の選択作用。

他人から嫌なことを言われた時のことはよく憶えているものです。

しかし、自分がうっかり口にしてしまったことで相手が傷ついたりした時は意外とすぐに忘れてしまいます。

逆に相手にプレゼントをしたり、手伝ってあげた記憶はいくつも出てくる。

そんな風に人は自分にとって都合の良いことばかり憶えているのです。

この前の法事でお坊さんに「日常生活で相手の良いところを見つけて伝えなさい」という言葉を懸けられました。

日頃、目につくのは悪いところばかりで良いところは見逃しやすい。

まさにこの記憶の選択作用のことでした。

誰しも自分のことが一番かわいい。

フルムーン効果

満月

満月を見ると気分が高ぶりやすくなり、他人に暴力を振るいたくなったり、公共物を壊したくなたりします。

これはフルムーン効果、または満月効果と呼ばれます。

そんな狼男でもあるまいし…

と思いますよね。

僕も正直まだ疑っている節はあります。

でも、実際に統計をとってみると満月に近いほど事件のかつは増えてしまうそう。

この本を読んでから僕は月をよく見るようになりました。

あなたも満月の日に狼に?

読んだ後の変化

絶妙な物足りなさ。

それがこの本の魅力の一つであり、狙いのような気がします。

「もう少し詳しく知りたいなぁ」と思わずにはいられない。

『もう少し』が学習意欲をそそります。

まとめ

校閲

読むのに身構える必要は一切ありません。

結局三時間ほどで読み切ってしまいました。

一つひとつの研究が完結にまとめられていて、興味を持てる内容が詰まっています。

  • 心理学って難しいイメージ
  • 勉強したけど挫折した

心理学に対してネガティブな印象を抱いている人にこそ読んでいただきたい一冊です。

学習って最初が一番躓きやすいポイントだと思うので、楽しいっと思えるとその後の学習が継続しやすいと思います。

心理学に苦手意識がある人こそ!

最後に

人の心操れたらなぁ。

 

最後まで読んでくれてありがとね。あっしゅ@oborerublogでした。

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