コンビニで私が傘を買うと雨が止みます。
おはようございます。あっしゅ@oborerublogです。
毎日1,000円の積立投資でBTC(ビットコイン)を購入したとの運用成績を検証したので共有したいと思います。
- 長期目線で利益を求めている
- 短期トレードで痛い目を見た
- 積立に興味がある
上に当てはまるような方は、ぜひ今回の検証を参考にしてみてはいかがでしょうか。
売買の煽りはありません。
数値で知ることは事実を素直に受け入れるということ。
知は力なり。無知は無力なりです。
- 結論
- 検証方法
- 結果
- リスク
- 問題点
- まとめ
以上の構成で綴っていきいます。
とりあえず結論
焦らすのは趣味じゃないので、結論から。
2017-2020年の積立で146万円の投資額が4年で954万円になりました。
利益は808万円。
4年で6.5倍です。
BTCの積立は高確率で大きな利益が生じます。
理由は3つ。
- 長期で上昇し続けている
- 暴落にも対応
- 2020年が上昇し過ぎ
2018年のいわゆる仮想通貨バブル崩壊を経ても、価格は上昇をし続けて2020年には2017年の最高値を更新しました。
暴落をした時に買いという選択肢をとることは難しいです。
しかし、そこで買いを入れることができるのが積立の効果の一つ。
2020年に上昇したのでぶっちゃけどの年から始めても爆益です。
毎日1,000円積立検証
検証の方法を以下に綴ります
- 検証対象はBTC(ビットコイン)の2017~2020年
- BTC購入価格には当日終値を採用
- 積立金額は一日あたり1,000円
- 全期間の運用率・含み益の算出
- 各年の結果の比較
BTCの終値価格の収集にはCoinMarketCapの履歴データを使用しました。
積立の恩恵は損益以外にもあります。
- 売買に関する意思決定の不必要
- チャート(値動き)を見張らなくてもいい
専業トレーダーでもない限り、一日中PCと睨めっこをすることはできません。
毎日積立をすることが決まっていれば、価格の推移を確認して積み立てるだけなので生活時間を奪われることはないでしょう。
損益よりも私は寧ろこの2点の方が大切だと考えます。
検証結果:バブル到来で爆益!
検証は3つの期間で行います。
- 2017-2020
- 2018-2020
- 2019-2020
この期間で仮想通貨市場は大きく変化をしました。
2017年には仮想通貨バブルでCMなどのメディアにも取り上げられ、多くの人に認知されるようになりました。
しかし、2018年バブルは崩壊し半値以下に大暴落をします。
2019年に底値を付けてからは少しづつ上昇をし、2020年にはそれまで越えられなかった2017年の最高値を更新しました。
そんな背景を念頭に置いて検証結果をご覧ください。
2017-2020年は資産6.5倍に
2017年から2020年までの4年間の積立結果です。
2017年の仮想通貨バブルから2018年のバブル崩壊。
価格の低迷が続きながらも、上のBTC価格推移のように2020年には最高値を更新しました。
以下に示すのが積立総額と評価額の比較グラフ。
評価額とは2020年12月31日の終値を積立総額で徐したもの。
積立したものをすべて売却した場合に還ってくる金額と思っていただければいいと思います。
積立期間/年 | 2017-2020 |
総積立額/円 | 1,461,000 |
最終評価額/円 | 9,542,919 |
最終損益率 | 653% |
最終損益額/円 | 8,081,919 |
結果は明らかで、とんでもない運用成績を叩き出しました。
146万円の投資額が4年で954万円です。
利益は808万円。
4年で6.5倍です。
2017年の仮想通貨バブルを経て、2020年の最高値更新。
積立には最適な期間とも言えるでしょう。
2018年のバブル崩壊からの積立
2018年から2020年の積立検証です。
上昇相場の崩壊が2017年に起こり、BTC(ビットコイン)価格は2018年はじめの高値を約2年間更新できずにいました。
特に下落トレンドだった2018年から2019年の4月頃までは絶望感が漂っていたように思います。
しかし、結果を見れば大きな利益が出ています。
2018年からの約1年半は我慢の時と見るべきでしょう。
積立期間/年 | 2018-2020 |
総積立額/円 | 1,096,000 |
最終評価額/円 | 4,286,279 |
最終損益率 | 391% |
最終損益額/円 | 3,190,279 |
109万円の投資額が3年で428万円です。
利益は319万円。
3年で3.9倍という結果となりました。
大きな利益は得られたものの、積立を開始して1年半の大部分が含み損というのは辛いですね。
逆に言えば、下落トレンドで積み立てているからこそ上昇したときに恩恵を得られるというわけです。
2019年からの上昇相場
2019年から2020年の積立検証です。
正直、2019年から積立しようと思える人は非常に稀。
理由は仮想通貨に対する絶望感で溢れているからです。
2017年の高値から下落を続け、4分の1を下回っていました。
その中で買いを入れるだけならまだしも、積立を始めようという選択をするのは少し現実性に欠けるかもしれません。
2020年が良すぎために結果だけ見れば大きな利益が発生してます。
しかし、2020年前半までは評価率マイナスに割れ込んだりと恩恵はあまり感じられません。
原因はもちろん期間の短さ。
積立において2年という期間がいかに短いかが分かります。
積立期間/年 | 2019-2020 |
総積立額/円 | 731,000 |
最終評価額/円 | 2,738,201 |
最終損益率 | 375% |
最終損益額/円 | 2,007,201 |
73万円の投資額が2年で273万円です。
利益は200万円。
2年で3.7倍というこれまたとんでもない結果となりました。
たった2年の積立でも大きな利益が出てしまうのがBTCの積立の恐ろしさです。
精神的なリスク
- 高値掴みを防ぐ
- 暴落時に拾う
これを着実に行うことによって2020年などの上昇相場では積立の恩恵を受けることができます。
しかし、リスクは軽減しているだけであってゼロではありません。
基本的に無限に下落する相場はないので積立という手法は続けていれば大きな損失になることはありません。
ここで重要なのは『続けていれば』というところ。
言葉にするのは簡単ですが、行動するのは意外とエネルギーを使用します。
積立期間 | 含み損日数/日 |
2017-2020 | 21 |
2018-2020 | 491 |
2019-2020 | 54 |
上の表は検証した3つの期間の含み損日数です。
資産6.5倍のとんでも結果な2017-2020年の相場でも含み損だった日があるという事実をぜひ知っておいてください。
1461日のうちのわずか21日です。
これを大したことないと割り切れるでしょうか。
自分が積み上げてきた資産が21日間マイナスになっています。
すぐにプラスに転じるかもしれません。
さらに相場は下落して含み損を抱えるかもしれません。
あなたはそれでも積立をコツコツと地道に行うことが本当にできますか?
2018-2020年の積立も結果だけ見れば3.9倍に資産は爆増していました。
積立期間1096日のうち491日が含み損。
ざっと2日に1回は資産がマイナスです。
精神力…必要ですよね。
やることは簡単です。
毎日BTCを決められた額購入するだけですからね。
問題になってくるのは感情の部分。
動揺、焦り、狼狽。
長期であろうが短期であろうが共通です。
BTC積立の問題点
上のグラフは各年の評価額の比較。
2017年、2020年は素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれています。
しかし、各年では2018年、2019年の運用成績はズバリ悪い。
積立とは本来10年、20年と長い歳月を経過することで恩恵を得られる投資手法です。
4年で爆益など株や投資信託を行っている方からすれば異常。
控えめに言って異常です。
もしも、1年間BTC積立してみよっ!と考えた方。
危険です。
2018年の積立総額と評価額の比較です。
唯一、元本割れをしました。
上昇する年、下落する年というのは必ずあります。
BTCのように最高値更新をし続けているような銘柄でもです。
積立期間/年 | 2018 |
総積立額/円 | 365,000 |
最終評価額/円 | 199,781 |
最終損益率 | 55% |
最終損益額/円 | -165,219 |
含み損日数/日 | 344 |
36万円で積立して19万円しか還ってきません。
損失は16万円。
資産が約半分になってしまいました。
やはり気にしてほしい項目は含み損日数です。
365日のうち344日。
これが1年のみの積立リスクです。
正気を保っていられますか?
まとめ:気軽におすすめはできない
BTC(ビットコイン)の積立についてどのような印象を持ちましたか?
- 4年で資産6.5倍
- 暴落から開始しても爆益
- 耐える精神的なリスクの存在
- 1年未満の積立は身を亡ぼす可能性
このあたりを理解していただけたのなら、この記事を制作した甲斐があるというもの。
個人的には積立はアリです。
ただ、積立資産を最低でも4年分は準備すること。
これが最低条件ではないかと考えます。
毎日1,000円投資すると仮定して、4年の積立総額は約150万円。
BTCに150万円ベットするのはかなり覚悟が必要ですね。
最後に
それでも一日で爆益かましたい。
最後まで読んでくれてありがとね。
あっしゅ@oborerublogでした。
コメント